COMMITMENT
菊一建設の家づくりは、目に見えない領域にこそ真の価値が宿ると考えています。細部へのこだわり、高品質な素材の選定、堅実な施工によって、住まいの質は向上し、快適性が高まります。耐久性や安全性、断熱性能など、目に見えない要素が住環境の基盤を築き、お客様の生活を支えます。私たちは、見えない部分への真摯な取り組みを通じて、住まいを単なる建物以上のものに仕上げ、お客様の期待を超える満足感を提供します。
高い安全性と快適さを保ち、健康で安心して暮らせる家をつくるために「スーパーウォール工法」を採用しております。
高耐力の構造用パーティクルボードと硬質ウレタンフォームの断熱材を組み合わせ、高い気密性と断熱性を持ち、さらに耐震性も高めた「SW(スーパーウォール)パネル」を使用します。一般的な在来工法では外部から加わる力が柱や筋交いに集中し、建物がねじれやすいのに対し、この工法では外からの力を建物全体に均等に分散し、災害に強い住まいを実現します。
住宅の耐震性能は、国土交通省が2000年に導入した住宅性能表示制度に基づいて評価されます。この制度では、耐震性を耐震等級として示し、建築基準法においては、極めてまれなケース(数百年に一度程度)の大地震に対しても倒壊しない程度の耐震性を等級1と規定しています。しかし、専門家の間では等級1の基準では不十分と考える意見もあります。
スーパーウォールの住宅では、大規模な地震に備えるために、耐震等級3の設計をおすすめしています。これは、消防署や警察署など、防災の拠点として使用される建物と同等の安全性を確保するもので、より高い水準の住宅を実現できます。
高気密施工により優れた遮音性能を実現します。建物内外の騒音は、通常は建物の隙間から侵入しますが、菊一建設が手掛ける住宅では、「SWパネル」の高気密施工によって、遮音性能が向上します。さらに、高断熱サッシ・複層ガラス仕様を採用し、遮音性を一段と高めています。
外部騒音からの影響を最小限に抑え、室内は静かで快適な空間となります。睡眠や勉強など、静寂が必要な瞬間に外部騒音の心配をせずに過ごすことができ、また、楽器演奏や映画鑑賞など大音量を楽しむ場合であっても、周囲を気にせずにリラックスできる環境を提供します。
菊一建設の住宅では、結露対策が徹底されています。結露は目視できる窓周りだけでなく壁の内部にも生じ、建物に損害を与えることがあります。湿気を含んだ断熱材は性能を低下させるだけでなく、放置をしていまうと腐朽菌が発生し、接している柱や土台が腐食してしまうために、家の耐久性や強度低下の原因となってしまいます。
菊一建設では、室内外からの湿気に対する二重の防湿対策が採用されています。硬質ウレタンフォームの断熱材は水分を通しにくく、室内側からの水蒸気を防ぎ、室外からの湿気は通気層を通じて排出され、建物内部の乾燥を保ちます。SWパネル内の断熱材も水を通しにくく、長期にわたり高い断熱性能を維持します。高気密・高断熱部材を採用することで、熱の出入りを大幅に減少させ、快適で健康的な住環境を提供します。
ヒートショックとは、寒い時期の入浴中に多く発生する家庭内の死亡事故の主要原因であり、急激な温度変化が血圧や脈拍の変動を引き起こし、心筋梗塞や脳出血、脳梗塞などのリスクを高める現象です。
高気密・高断熱のスーパーウォール工法住宅では、冬でも居室と脱衣室やトイレとの温度差が少ないため、突然死のリスクといえるヒートショックにも安心です。
スーパーウォール工法では計画的な換気を行うシステムを導入しております。スーパーウォール工法住宅では、気密性を高めて隙間を少なくすることで、外気とともに出入りするホコリや花粉を大幅にカットします。その上、計画的な換気により住まいの隅々にゆるやかな空気が流れ、空気のよどみが少なくなり、カビ・ダニの繁殖を抑えることが期待できます。
計画換気システムは湿度の調整と室内温度の均一性にも貢献します。全熱交換型の換気システムを使用することで、外気から湿度を交換し、夏と冬の快適性を向上させます。また、室内温度差を最小限に抑え、足元から頭まで均一な温かさを提供します。これにより、過乾燥や湿気を抑制し、健康で快適な生活環境を維持するのに役立ちます。
スーパーウォール工法と計画換気システムは空気環境を改善するための多くの要素を組み合わせた効果的なアプローチです。高い気密性、計画的な換気、適切な換気システムの選択、微小粒子物質の対策、湿度の調整、室内温度の均一性など、これらの要因が結びつき、家族の健康と快適さを保つのに貢献します。